ガソリンエンジンはエンジンの圧縮上死点より前に点火プラグに火花を飛ばす。クランク回転に対して、圧縮上死点前何度で火花を飛ばすのかを示すのが進角である。
仔猿は固定進角といって、全エンジン回転域において同じ進角値を用いる。
進角(と、名前にすでに角が入っている)が角度で表されるのは、昔のエンジンの機構では、発火ポイントをクランク上のある角度で動作する接点によって決めていたからだろう。
そもそも何で進角が必要かというと、着火から混合気全体に火が回るのに時間がかかるので、圧縮上死点近辺で最大圧力を出すためには、少し早めに着火する必要があるからだ。
ここで疑問なのが、ピストンスピードの違いこそあれ、火炎の伝搬スピードは回転数によってそれほどひどくは変わらないのでは?というものだ。
この仮説があっているなら、進角は発火ポイントからの時間で表せる。
実は、進角制御をマイコンでやろうと思ったら、時間で指定してくれた方が便利がいいのである(笑)
posted by い〜ぐる at 01:18| ☁|
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